夢うつつに声を聞く

日常の記録です。

8月29日(火)「ベイビー・ドライバー」

ベイビー・ドライバー」を見た。事故の後遺症の耳鳴りを消すためにずっと音楽を聴いてる天才ドライバー(いろいろあってドライビングテクニックを裏稼業に使っている)の男の子の話。

スバル・インプレッサでカーチェイスをし、カーチェイスの場面では必ずロックやファンクがかかる仕掛けが本当にかっこいい。広告なんかではその場面がイチオシのようだけど、それ以外にも母親の形見がiPodだとか、主人公がいろんな所で録音した声を使って宅録する趣味を持っている(しかも宅録の機材がすごく古い。メインがカセットテープ)とか、個人的に気になる描写がすごく多かった。さらにもう一つよかったのが、主人公のように耳に難がある人がそれを打ち消すために音楽を拠り所にしていること、耳が聞こえない養父(手話を使って話す)が以前は音楽好きだったのかレコードをたくさん持っていて、主人公が家でかけるレコードの曲をスピーカーを触って感じつつ「いい音楽だ!」と楽しそうに笑う場面があること。音楽映画だけどありきたりな音楽映画とは違う、ものすごく新しい音楽の描き方だと思った。

音楽はincredible bongo bandやKid Koala、Run the Jewlsらへんがやっぱりぐっときた。Jump AroundやStretch 'N' VernのGet Up! Go Insane!のサンプルでおなじみHarlem Shuffleもよかった。

Bob & Earl - Harlem Shuffle

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House Of Pain - "Jump Around" (Official Music Video)

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Stretch 'n' Vern -- Get Up! Go Insane! (Fatboy Slim's Really Lost It Remix)

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特にKid Koalaは作中では主人公が作った曲のようになっていて、エンディングでかかった時になんてよくできたつくりなんだろうかと思って驚いた。最後になんか変だな、ちょっと違うけど何が違うんだろうと思ったら、家電のSONYのロゴが出てきたからだった。

 

 

http://www.babydriver.jp/