夢うつつに声を聞く

日常の記録です。

12月25日(月)2003年のわたしが聞いた「2003年の邂逅の日」

2003年の邂逅の日 by k/k/n/h/ https://soundcloud.com/k-k-n-h/kaikoh_2003

https://soundcloud.com/k-k-n-h/kaikoh_2003

このミックスができた時のわたしの記録。そのマッシュアップぶりにものすごく衝撃を受けた2003年2月2日初聴きの感想と、初めてライブで聴いた嬉しさとあといろいろが記録してある2月21日クラブダイアリー抜粋。その後の同じ音源のブラッシュアップぶりとオリジナルへの広がりは、14年前のクラブダイアリーの結びの言葉が今も変わらず通用することが再確認できてうれしくなる。

2003年2月2日(日)の記録

2月2日(日)-「OLD SCHOOL」
 知ってる人は絶対知ってるけど知らない人は全く知らない、DJ TONKAのオールドスクールサンプリング炸裂ファンキーハウス。ひさしぶりに出会った友達がくれたのは、これとあっと驚くような曲のロングミックスだった。mp3でもらった3分ちょっとのミックスがあんまり嬉しくて衝撃的で、一気に15分(つまり5巡)聴き続けてしまったのでした。

2003年2月21日(金)のクラブダイアリー

(前略)

 terrasoundsは初めて見たので普段の構成がわからないけれど、今日はDJ+prog.+ギターという形でやっていた。ギターがフライングVだとか拡声器が常備されている(最高)あたり雰囲気や見せ方は至ってバンドなんだけど、実際はものすごくDJ(というか打ち込み)の比率が高いライブ。このパーティのきっかけになったという噂の言葉、
「あのねえ、今日はねえ、邂逅の日なんですよ!」
も聞けて嬉しかった(笑)。1時間いっぱいいっぱいが音の洪水ですごかった、普段はDAWNでやってるそうなので一度ライブを見に行きたいと思う。

 そして遂に邂逅の日。というのは、もらったMP3データ3分があまりに衝撃で、初めて聴いてそのまま5巡してしまった新山氏の一人プロジェクト。いやもうなにがってそのミックスのセンスが…ネタバレするといけないので当時の日記には書かなかったのだけど、TONKA「Old School」と混ぜられていたのは電気GROOVE「We Are」だったのでした。いくら機材の性能が上がってmixは違和感無く出来るようになっても、この選曲はなかなか出来ないでしょ。そんな新山氏が1時間もライブをするとなると一体どんな風になるのかが楽しみすぎる、てなもので。
 実際、この人が一番「90年代真ん中らへんを難波ロケッツで過ごし」「AMレイディオが青春だった」人の「LET'S PLAY FOR EMOTION90'S」を体現していたと思う。DJライブの選曲を一部記しておくと、水谷豊「なんて優しい時代」+GROOVEYARD「Watch Me Now」にガツンと笑わされた後でTPD「ダイアモンドは傷つかない」+ORBITAL「LUSH3-1」、DJ TONKA「Flashback」+ピチカート・ファイヴ「東京は夜の7時」+THE GOODMEN「Give It Up」、そして先ほどの「Old School」+「We Are」。途中でかかってた岡村ちゃんの曲が、至って普通の2STEPに聴こえたってことを書けば、これらの違和感のなさも少しはわかってもらえるかな。もちろんミックス物以外にRED2やUR「Hi-Tech Jazz」、FLUKE「Groovy Feeling」といった「ロケッツ・クラシック」オンリーの流れもあって、この辺はかかった途端「奇声で激踊り」な20代後半とおぼしき人が(私含む)。
 新山氏のライブを見るのはひさしぶりだったけど…こう来たか!という感じ。この辺はやっぱりセンスが必要、歌謡曲をちゃんとダンス物に出来るあたりがとてもダブマスターXに近い。ホントに上手。t.A.T.uに始まりt.A.T.uに終わるライブは作り込んできたとは思えないアッパーさで面白かった。ナニゲにGRACE「Not Over Yet」やKYLIE「Love At First Sight」がかかっていたあたりも、さすが女性ヴォーカル物チェッカー。

(略)

これはただのノスタルジーに浸る、というだけのものではなくて、それらが未だ現在進行形で好きであるということ、現在の彼らの基盤になっていること、そういったことを現在のフィルターを通し再現した結果である。それが重要なんだと思う。