夢うつつに声を聞く

日常の記録です。

記録

今までにやったことがないことをやるのは(面倒なことも多いけど)勉強になる。経験しないとわからないことは世の中に多く、経験した物事は次に繋げることができる。ということはすでによくわかっているつもりなのに毎回のように思い返す。

ワークショップに来てくれた9歳くらいの女の子がいた。一度じっとディスプレイを見て、次はお母さんを連れてやってきた。とてもおとなしく私が尋ねることやかける言葉に肯くだけで声は最後まで聞けなかったけど、完成した作品を前に「すごいね、一人で全部できたね」と声をかけたらふわりと笑顔を見せてくれた。これがすき、これがやりたい、という好みや意志をとても強く持っている子だなと思った。海外志向で物をはっきり言うことが推奨されるようになり活発な子ばかりがとかく注目されがちな昨今だけど、物静かでもうちに秘めるものを持つような子どもが健やかに育てる社会でありますようにと願った。