夢うつつに声を聞く

日常の記録です。

4月1日(日)レイヴと言われて選んだ曲

レイヴのイベントだったのでこんな感じにしました。当時の曲ばかりだと年寄りぽくなって嫌なので昨今のラガマフィンものも入れたんだけど最初の時間には速すぎた。ちなみに今回最も高速だったAmen AndrewsはLuke Vibertの変名。

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1月9日(火)データの息苦しさから逃れること。

成長する過程で人との距離感をずっと考えてきて、十数年経ってようやく自分の対処方法を見つけて、少しの間やってきた。でもSNSが登場し、その方法を簡単にゼロにしてくれたので、今度はSNSでの距離感に昔よりはついた経験値を駆使してどうにか対処している(でもまだうまくはいかない)。それだけでも大変なのに、昨今は「情報を探す」という行動にまで、機械がフィルターをかけたり強制的なレコメンドをしたりするようになった。自分の思考や五感に機械が(私にとっては)余計なノイズを増やす形になってきた状況がどうにもしんどい。

情報が簡単に探せることは便利でありがたく、いい時代になったことは間違いない。でもデータによるレコメンド機能はどっちでもよくて、というかそういう取捨選択は自分でやるから放っておいてほしい。自分のアンテナに何もひっかからなければその時は自分が欲していないか体調がよくないからだと判断しているから(目に見えるデータだけ、裏にある感情が抜け落ちた状態で私の何がわかんねんっていつも思う)、そのバロメーターの基準を狂わせるようなことは正直してほしくないのだ。 

とか思っているけど、どう考えても今後は真逆の方向に向かうんだろう。自分のような考え方の人間は、自分で防衛していかないといけない息苦しい時代。そういえば、レコメンドサービスの中ではApple Musicの選曲がわりと好きだった。あれは人の手が入っていると明らかにわかったし(選曲理由が見えづらい揺らぎのある曲、いわゆる個人の主観が強そうな曲がたまに見つかった)、なんというかこう、データによるレコメンドの正解すぎる息苦しさがあんまりなかったからかもしれない。

人に同意を求めようとは思ってないけど、世の中の人がどう思っているのかは気になるところ。ちょっと考えすぎかしらね。

12月25日(月)2003年のわたしが聞いた「2003年の邂逅の日」

2003年の邂逅の日 by k/k/n/h/ https://soundcloud.com/k-k-n-h/kaikoh_2003

https://soundcloud.com/k-k-n-h/kaikoh_2003

このミックスができた時のわたしの記録。そのマッシュアップぶりにものすごく衝撃を受けた2003年2月2日初聴きの感想と、初めてライブで聴いた嬉しさとあといろいろが記録してある2月21日クラブダイアリー抜粋。その後の同じ音源のブラッシュアップぶりとオリジナルへの広がりは、14年前のクラブダイアリーの結びの言葉が今も変わらず通用することが再確認できてうれしくなる。

2003年2月2日(日)の記録

2月2日(日)-「OLD SCHOOL」
 知ってる人は絶対知ってるけど知らない人は全く知らない、DJ TONKAのオールドスクールサンプリング炸裂ファンキーハウス。ひさしぶりに出会った友達がくれたのは、これとあっと驚くような曲のロングミックスだった。mp3でもらった3分ちょっとのミックスがあんまり嬉しくて衝撃的で、一気に15分(つまり5巡)聴き続けてしまったのでした。

2003年2月21日(金)のクラブダイアリー

(前略)

 terrasoundsは初めて見たので普段の構成がわからないけれど、今日はDJ+prog.+ギターという形でやっていた。ギターがフライングVだとか拡声器が常備されている(最高)あたり雰囲気や見せ方は至ってバンドなんだけど、実際はものすごくDJ(というか打ち込み)の比率が高いライブ。このパーティのきっかけになったという噂の言葉、
「あのねえ、今日はねえ、邂逅の日なんですよ!」
も聞けて嬉しかった(笑)。1時間いっぱいいっぱいが音の洪水ですごかった、普段はDAWNでやってるそうなので一度ライブを見に行きたいと思う。

 そして遂に邂逅の日。というのは、もらったMP3データ3分があまりに衝撃で、初めて聴いてそのまま5巡してしまった新山氏の一人プロジェクト。いやもうなにがってそのミックスのセンスが…ネタバレするといけないので当時の日記には書かなかったのだけど、TONKA「Old School」と混ぜられていたのは電気GROOVE「We Are」だったのでした。いくら機材の性能が上がってmixは違和感無く出来るようになっても、この選曲はなかなか出来ないでしょ。そんな新山氏が1時間もライブをするとなると一体どんな風になるのかが楽しみすぎる、てなもので。
 実際、この人が一番「90年代真ん中らへんを難波ロケッツで過ごし」「AMレイディオが青春だった」人の「LET'S PLAY FOR EMOTION90'S」を体現していたと思う。DJライブの選曲を一部記しておくと、水谷豊「なんて優しい時代」+GROOVEYARD「Watch Me Now」にガツンと笑わされた後でTPD「ダイアモンドは傷つかない」+ORBITAL「LUSH3-1」、DJ TONKA「Flashback」+ピチカート・ファイヴ「東京は夜の7時」+THE GOODMEN「Give It Up」、そして先ほどの「Old School」+「We Are」。途中でかかってた岡村ちゃんの曲が、至って普通の2STEPに聴こえたってことを書けば、これらの違和感のなさも少しはわかってもらえるかな。もちろんミックス物以外にRED2やUR「Hi-Tech Jazz」、FLUKE「Groovy Feeling」といった「ロケッツ・クラシック」オンリーの流れもあって、この辺はかかった途端「奇声で激踊り」な20代後半とおぼしき人が(私含む)。
 新山氏のライブを見るのはひさしぶりだったけど…こう来たか!という感じ。この辺はやっぱりセンスが必要、歌謡曲をちゃんとダンス物に出来るあたりがとてもダブマスターXに近い。ホントに上手。t.A.T.uに始まりt.A.T.uに終わるライブは作り込んできたとは思えないアッパーさで面白かった。ナニゲにGRACE「Not Over Yet」やKYLIE「Love At First Sight」がかかっていたあたりも、さすが女性ヴォーカル物チェッカー。

(略)

これはただのノスタルジーに浸る、というだけのものではなくて、それらが未だ現在進行形で好きであるということ、現在の彼らの基盤になっていること、そういったことを現在のフィルターを通し再現した結果である。それが重要なんだと思う。

 

9月24日(日)都会では花を買う

上京してマンション暮らしをして初めて、花は買うものだと気づいた。実家には私が生まれる前からある梅(梅をとって梅酒や梅干しをつくる)、百日紅(私が好きだからと工事の時に無理を言って残してもらった)、松(まれに毛虫が発生して怖い)、父が趣味で植えた八重桜(まだ小さくてきれい)などがあり、また母の育てる花がなにかしら咲いているので、緑や花を手に入れるにはお金が必要だということはあまり考えたことがなかった。
といっても上京してしばらくはそれほど花には興味がなく、定期的に花を飾るようになったのはここ数年。何の気なしに飾ってみたら、人がよく言うように、本当に、花を置いた場所がぱっと明るくなった。不思議なもので、枯れた後にはもう色がないことが寂しいと思うようになる。でも東京の家には庭も木もないので、その時から花屋で花を買うという行動が月に2度ほど追加された。そういえばMVも花(生花、造花問わず)の出てくるものが好きで評価もなんとなく高い。

Candy Flip - This Can Be Real

www.youtube.com

9月23日(土)覚めてもなお

音楽のセンスに信頼をおいている友達に私のミックステープを渡したら、深刻な顔で「一曲もいいと思える曲がない」と言われてショックを受ける夢を見た。夢なのに起きてからもなんとなくショックを受けている。喉が痛いと夢までしんどくなっていかん。

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9月19日(水)不健康よりも

健康なのに耳鼻咽喉系が覿面に弱く、幼い頃は慢性中耳炎で週一で鼓膜切開をしていたし、大人になった今も喉と鼻は弱い。去年の夏は飛蚊症で網膜を焼き穴を留めるレーザー手術をした(5分くらいの)。今年の秋は歯を食いしばって寝ているとわかりマウスピースをつくった。目に見える老化など正直嬉しくはないけど、自分の身体を見直す機会ができたのはいいことだと思う。日常的にメンテをしたり何かしらのケアをしたりするのはネイルに通うのと同じく、自分を大切にしているようで(日常生活に支障が出るので大切せざるを得ないのもあるけど)悪い気はしない。

9月11日(金)1990年のKiss FM

なんとなくMAJOR FORCEの音源を検索していたら、ジャッジ・ジュールスがレーベル音源をメガミックスしたKiss FMのコンピCDの一部分( JUDGE JULES MEGAMIX Major Force Mastermix (piste n°1) - YouTube )が見つかった。

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9月8日(金)フランス語のオランダ人

René Et GastonといえばThe Goodmenでも有名なオランダの90年代ご陽気バレアリックハウス/テクノユニットだけど、今検索するとWikipediaではChocolate Pumaの欄に飛ばされるらしい。

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9月5日(火)外来語と名前の呼び方

海外のDJやテクノアーティストの日本盤を日本のレコード会社が出す時に日本語の表記を決めると、それまでどんなにファンに定着していた呼び方があってもその表記に変わる。

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